ゆっくりとロープが引かれ、首が缔め付けられていく。
「まぁ、悪く思わないでね。死ぬ前に好きな女とヤレたんだから本望でしょ?それに、私のこと絶対守ってくれるって言ってたし。だから私のために死んで?……って、あれ、これ前にも同じこと言ってる気がするなぁ、あはは」
(くひょっ……くひょぉっ……)
もはや、言叶を纺ぐ事すらできず。
视界が狭く、黒く涂りつぶされていく。
今まさに杀されようとしている、こんな状况なのに。
佐仓井さんの膣で缔め付けられるペニスが気持ちよくて堪らない。
(あぁっ……イくっ……イっちゃう…………??)
快楽が、酸素不足の脳内をずぶずぶと溶かしていく。
「じゃあね、前田くん。イきながら逝きな!あは、これもデジャヴ?」
ぐいっと一际强くロープを引かれ、ペニスをぎゅんっと缔め付けられて。
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どびゅるるっ?びゅくびゅくんっ?どびゅっどびゅっ??びゅるるるるっ??どびゅっどびゅっ??びゅるるるるっ??
末期の精を佐仓井さんの最奥にぶちまけながら、俺は息絶えた。
***
扉を开けて入ってきた凤惠介は辺りを见渡して二人の遗骸に気づくと、武人のような表情を一切変えることなく、
「前田と石狩か」
とだけ呟く。
「うん。水浴び中に捕まった时は一瞬焦ったけど。余裕だった。そっちはまた有泽に逃げられたの?」
「……。済まん」
「いいよ………それより、ほら?」
ごろん、と横になって、両手両腕を広げる佐仓井を、眩しそうに见つめる凤。
「结构前に帰ってきてたの、気付いてたよ。また、彼女が他の男とヤってるの见ながら勃起させてたんでしょ、変态?」
「烦い。ビッチ?」
「あはは……ほら、おいで、惠ちゃん?」
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「あぁ……」
ズボンを脱ぎ、ふらふらと佐仓井に歩み寄り、ゆっくりと体を重ねる。
底なし沼にずぶずぶと沈んでいく。
「墓二つ、またお愿いね?腐って臭う前に?」
「ああ………」
そんな事、容易い御用だと思いながら。
どろどろに溶かされ、白浊液を喷き上げる。
(お前と生き残るためなら、俺はなんだってする………)
そう、胸中で誓いの言叶を念じるのだった。
壶中毒3
何も初めからヤンキーになりたかった訳ではない。
子供の顷に憧れていたのは、ヒーローだった。
「弱い者イジメをしちゃダメだよ」
幼い顷の记忆。
通っていた幼稚园で、よく女の先生にそう言われていた。
ある日。
その先生が泣いていた。
原因はよくわからなかった。
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