避ける事ができなかったのだ。
唇を割って舌が入ってきて。
俺の舌を络め取って、歯茎を舐め、唇を吸われる。
无论、爱菜とキスした事は何度もある。
でも、佐仓井さんとのキスは爱菜とのキスの几层倍も优しくて、思いが込もっているような気がして、気持ちよくて。
口の中の性感帯を刺激される度、头がボーっとしてきて、思考すらもままならなくなっていく。
ちゅぷちゅぷと淫らな音を立てながら口の中を掻き回されて、口の端から泡立った唾液が溢れだしていく。
「ふふ、私のファーストキス、前田くんにあげちゃった?」
银色の糸を引きながら唇を离し、嬉しそうに、耻ずかしそうに微笑む佐仓井さん。
その可爱らしさに、きゅん、と胸が切なくなり、热い感情が込み上げてくる。
「は、初めてだったの………?」
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「うん。だから、ちょっと心配。どうかな、ちゃんとできてた?」
「ああ、凄く気持ちよかったよ………」
「やった?」
半ば呆けながら颔く俺に、ますます嬉しそうな笑顔になって、先程よりもさらに情热的に唇が重ねられる。
互いに舌を络め合って、唾液を交换して。
さっきよりも激しい舌遣いに、はっきりと快楽を感じる。
キスと押し付けられる柔らかな肢体による诱惑に、二度射精したばかりだというのに、再びペニスは硬さを取り戻していった。
「ね、抱いてくれる?今晩だけの関係でいいから………」
「う……その、気持ちはすごく嬉しい。でも……ごめん。そろそろ爱菜も起きる时间だし………戻らないと………」
正直に言えば気持ちはぐらついている。
だが、それでも辛うじて残っていた理性を掻き集めて、俺は首を横に振った。
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かつての俺だったら、きっと泣くほど喜んだだろう。
でも、今の俺には爱菜がいるのだ。
「そうだよね………でも、前田くんのおちんちん、また大きくなってる」
「そ、それは………」
言叶ではなんと言おうとも、やはり体は正直だった。
佐仓井さんが俺の股间に顔を埋め、そそり立つペニスに浮き上がった血管に舌を这わせる。
「うっ…くは……?」
ぞくぞくとした感覚が背筋を贯き、掻き集めたはずの理性が崩れていく。
「このままお口でもう一回出しておく?」
ちろちろと先端を舌先で擽りながら、上目遣いに见つめられる。
「っ………」
「でも、私、もっと前田くんにいろいろしてあげたいなぁ?」
亀头だけを口中に含み、たっぷりと唾液を乗せた舌がカリ首を这い回る。
「い、いろいろって………」
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